体重が軽くても飛ぶ、打撃、技術、ヘッドスピードで勝負する
『うちの子は、体重が軽くて打球が飛びません』とお聞きすることが良くあります。
そんなわけで、ちょっと真剣にお伝えします書いてみます。
体重が軽くて飛ばない・・・そんなことはないんですよ。小学生高学年で30kgくらいでも、強い打球、ランニングホームランを打っていますから。
パワー勝負にでたら、駄目ですよ!
体重がある野球選手と同じことをやってはいけない!
要は、特徴を生かす。
体重が軽くても飛ばせる技術を身につけるということで
私事で恐縮ですが、うちの野球小僧/息子は、体重が軽く、5年~6年と30kg程度しかなく、身長は高めでしたが、かわいそうでした。でも、今となっては、体重が無くてよかったかもしれません。軽くても飛ばせるように、追求して練習できたからです。
スポーツ科学の分野でも、小学生野球時期は、パワー勝負する時期ではない。筋力が発達する時期でもない。プロがやるような、技術を覚えることが可能な時期なんです。今の時期に、必要なことは、技術力、スキルです。
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◆体重が軽い少年は、腰・足のおおきな力で勝負です。
◆ヘッドスピードで勝負です。
◆下半身を使うことで勝負です。
これなら、きっと勝てます。
◎今は、力強いパワーヒッターを目指しては駄目です。
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では、具体的にどんなことをやれば良いのか、
◆普通はセンター返しが鉄則ですが、時々切れが良いスイングを覚えるため、時々でOKですが、右打者の場合、サード線に、引っ張る練習もやらせること
これが、鋭い腰の回転を生み出します。
あくまで、腰の切れを良くする練習ですから、時々ですよ。
バットを振り向くことを、覚えます。これは、体重が軽い選手にとっては魅力ですよ。センター方向に打つことよりも、武器になるはずです。ピッチャー返しを練習する時期と、引っ張る時期と、交互に決めて行う。
◆軽い素振りバットを使用することです。SPF素振りマシンは、軽いですからね。おもりの効果でヘッドスピードを他より速くする。
体重が軽いならば、ヘッドスピード勝負!腰の回転勝負ですよね!
重いバット、軽いバット、素振りマシンといろんなバットを交互に使って、それぞれの効果を得る。目的に応じたバットを使うことです。中田翔選手も、高校時代3種類のバットで練習されていますよ。
そして、
下半身勝負です!
読売ジャイアンツの小笠原選手をはじめ、打席に入る前にこんなことをやっていますよね。”★軸足けんけんスイング”、小笠原選手は、プロ野球選手の中でも下半身、腰を上手に使っている選手です。
”★軸足ケンケンスイング”を、一日数回おこなう、できれば、打席に前にも行う。
これなら、ばっちり下半身使えますよ。
★軸足に乗れる!
★軸足のパワーをスイングに行かせる!
[参考までに・・・(バスター・・バントの構えから、サイドステップ→スイングもバッチリ下半身が使えます)私の知る、強豪の女子ソフトボール部でも、繰り返し徹底練習されていますよ。]
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