非力でも早い打球

2007年12月31日 (月)

体重が軽くても飛ぶ、打撃、技術、ヘッドスピードで勝負する

『うちの子は、体重が軽くて打球が飛びません』とお聞きすることが良くあります。

そんなわけで、ちょっと真剣にお伝えします書いてみます。

体重が軽くて飛ばない・・・そんなことはないんですよ。小学生高学年で30kgくらいでも、強い打球、ランニングホームランを打っていますから。

パワー勝負にでたら、駄目ですよ!

体重がある野球選手と同じことをやってはいけない!

要は、特徴を生かす。

体重が軽くても飛ばせる技術を身につけるということで

私事で恐縮ですが、うちの野球小僧/息子は、体重が軽く、5年~6年と30kg程度しかなく、身長は高めでしたが、かわいそうでした。でも、今となっては、体重が無くてよかったかもしれません。軽くても飛ばせるように、追求して練習できたからです。

スポーツ科学の分野でも、小学生野球時期は、パワー勝負する時期ではない。筋力が発達する時期でもない。プロがやるような、技術を覚えることが可能な時期なんです。今の時期に、必要なことは、技術力、スキルです。

◆体重が軽い少年は、腰・足のおおきな力で勝負です。

◆ヘッドスピードで勝負です。

◆下半身を使うことで勝負です。

これなら、きっと勝てます。

◎今は、力強いパワーヒッターを目指しては駄目です。

では、具体的にどんなことをやれば良いのか、

◆普通はセンター返しが鉄則ですが、時々切れが良いスイングを覚えるため、時々でOKですが、右打者の場合、サード線に、引っ張る練習もやらせること

これが、鋭い腰の回転を生み出します。

あくまで、腰の切れを良くする練習ですから、時々ですよ。

バットを振り向くことを、覚えます。これは、体重が軽い選手にとっては魅力ですよ。センター方向に打つことよりも、武器になるはずです。ピッチャー返しを練習する時期と、引っ張る時期と、交互に決めて行う。

◆軽い素振りバットを使用することです。SPF素振りマシンは、軽いですからね。おもりの効果でヘッドスピードを他より速くする。

体重が軽いならば、ヘッドスピード勝負!腰の回転勝負ですよね!

重いバット、軽いバット、素振りマシンといろんなバットを交互に使って、それぞれの効果を得る。目的に応じたバットを使うことです。中田翔選手も、高校時代3種類のバットで練習されていますよ。

そして、

下半身勝負です!

読売ジャイアンツの小笠原選手をはじめ、打席に入る前にこんなことをやっていますよね。”★軸足けんけんスイング”、小笠原選手は、プロ野球選手の中でも下半身、腰を上手に使っている選手です。

”★軸足ケンケンスイング”を、一日数回おこなう、できれば、打席に前にも行う。

これなら、ばっちり下半身使えますよ。

★軸足に乗れる!

★軸足のパワーをスイングに行かせる!

[参考までに・・・(バスター・・バントの構えから、サイドステップ→スイングもバッチリ下半身が使えます)私の知る、強豪の女子ソフトボール部でも、繰り返し徹底練習されていますよ。]

2007年5月 4日 (金)

少年野球・・非力で打球が飛ばないことはない・・この握りで強い打球は打てる

★非力で打球が飛ばない★筋力なくてボールが飛ばない★パワー不足で飛ばない、で飛ばないを一気に解消できる方法を考えていきましょう。(2008年7月、分かりやすく更新しました。)

■山梨県Nさん・・・『小学4年生、右投げ右打ち、小学校3年生の10月から少年野球に入団しました。腕が非力で打球が飛ばないとのことで、

また、手首をすぐ返してしまって打球が飛びませんとのこと。脇が開いてしまい、大振りになってしまいます。バッティングセンターではあまりミートができません。安定したシャープなスイング、強いミートができるようにしたいと思っています。
アドバイスをお願いします。(教える父親の私は野球経験ありです)』

◆まず、お伝えしたいことがあります。

それは、今、急いで体を大きくすること、非力で打球が飛ばないのに急に筋力アップさせようと思っても無理ですよね。それに筋肉がつく年齢ではないことは、明らかでしょうし。

◆違った視点で考えていくことが大切だと思います。

我が子のことで恐縮ですが、うちの子供は、細くて、非力ですが、・・・それでも、打球がよく飛ぶようになり、喜んでいます。最近思いますのは、非力でよかったなと・・・ここ2,3年で非力で飛ばす方法を、親子で必死で考え、追求できたからです。スポーツ心理学的にも、技術、テクニックで飛ばすことに向いている、興味がある年齢なのです。

非力でも飛ぶのです。逆に筋力があっても、飛びません。手打ちは飛びません。ドアスイングは飛びません。単にコンパクトスイングにしすぎも、小さく固まり良くない。

大切なこと、それは・・・・

◆小指、薬指、中指の下の3本指でバットを握れていることです。

◆小指側がうまく握れると肘も伸びてくれます。脇もしまります。

◆腕の使う筋肉群が、変わる・・腕の伸展筋群を最大に利用できる

◆小指側がうまく握れると、バットが下がりにくく、立ちやすい。

◆小指側が握れていると、小指から(=グリップエンドから)ボールに向かうことができ、インサイドアウトの理想的なスイングがしやすくなります。

◆大切な筋肉郡をうまく使ったスイングができる訳です。この打ち方がパワーが少なくても、飛ばせる方法です。

・反対に、人差し指に力が入りすぎていると、肩に余分な力み、脇が開くなど良くないことになります。曲げる筋肉群を使ってしまいます。

加えて・・・・

・足腰で打つ・下半身主導で打つことは、はずしてはならない重要点です。

・非力な分、大きな筋肉である腰・下半身をフルに使うことです。

・また、基本的にバットは、(ピッチャー側の手)で誘導、(キャッチャー側の手)でコントロールします。

・押し手(キャッチャー側の手)で、強く握ると、ミート率は落ちます。

◆素振りマシンは太めの部リップにしていますので、手首を早く返しすぎないように考えています。(大阪府の監督様のアドバイスからそうしています)大きいフォローで振りぬきます。

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